ご覧いただきありがとうございます。

当サロンの次世代カット理論 “デュアル アーキテクト” について、

少しだけご紹介させていただきます。

 

当サロンでは、カットの基本理念の一つとして

“2つの設計されたカット技術の融合”

というものを掲げています。

 

美容師がカットを学び、理解し、施術する場合、

感覚でカットしている美容師さんもいますが、感覚での施術は安定に欠けるので

頭の中に“展開図”という、頭と毛髪をベースとした設計図を描きます。

 

一般的にこの設計図の展開は、ウェットカットを施術する場合を想定して学びますが、

当サロンでは、ドライカットにおける展開図も同時に頭の中に描けるよう学びます。

 

具体的には、おおまかに次のようなかたちで構築していきます。

まず、お客さまの求めるスタイルにおいて、髪のクセやダメージ、頭の骨格を認識し、

用いるカット技法はウェットカットなのか、ドライカットなのかを見極めます。

 

つぎに、その中でもブラント(線)で切るのか、ポインティング(点)で切るのか、

またスライド(引切)で切るのか、ストローク(押切)で切るのか、

毛量調整(質感)やエフェクト(効果)にはどんな技法を用いるのかなど、

その技術を使う根拠を得て、効果的にカット技法を選択できるようにします。

 

そうした技術を積み重ねて、完成されるスタイルを創りあげていきます。

その結果でお客さまに真に喜ばれる。ただそのために、日々学び、切磋琢磨しております。

 

この考え方のルーツは、当サロンオーナーがサッスーン系ウェットカットと、

パリ発祥のエフィラージュカット(ドライカット)を学んだものがベースであり、

長い月日と年月をかけ至った、集大成ともいうべきカット理論です。

 

名前の由来は、当サロン技術者が頭の中で想い描く

ウェット、ドライという状態におけるカットの2つ “デュアル” の技術概念、

そこから同時に生まれる設計思想 “アーキテクト”からきています。

 

多角的で様々な技法によるアプローチ、発想からのみ実現できるものがあります。

全ては、ひとりひとりのお客さまと向き合い、応えるために。